• スプレー処理

    NANOSスプレーコートは真空蒸着のプロセスをベースに開発したカツラヤマテクノロジー独自のスプレー方式です。スマートフォンやタブレット・カーナビなどタッチパネルのカバーガラスに耐指紋性(AF・AS)や滑り性(摺動性)を向上させるフッ素コートを低コスト・高タクトで処理を行うことが可能となります。

    特徴

    優れた生産性

     ・一般的なスプレー処理法と異なり、スプレー後の溶媒成分の乾燥やレベリングといった待機時間を必要としな

      いため、装置稼働ロスを抑えることが可能。

    スプレー材料とスプレー装置のベストマッチング

     ・弊社スプレー材料の性能・品質・効率の3要素を最大限に引き出せる専用スプレー装置を販売

     ・ご採用までの検討段階(試作・評価)でユーザー様のニーズにそって、プロセス条件を最適化致します。

      これにより、設備導入から量産立上げまでが非常にスムーズに行えます。

     ・ユーザー様の既存設備で弊社スプレー材料をご使用頂く場合は、弊社スタッフが現地に訪問し、条件出しのサ

      ポートを行います。

    自社での受託加工でのノウハウを元にプロセス全体のサポートが可能

     ・自社で受託加工を行っているノウハウを元にスプレー処理工程だけでなく前工程・後工程を含むトータルをサ

      ポート。

    NANOS材料

    項目 材料
    NB06A シリーズ NB07A シリーズ
    初期接触角 純水:110°以上、n-ヘキサデカン:70°以上
    耐摩耗性 ※1 >12000回(Glass) >20000回(Glass)
    耐指紋性
    動摩擦係数 ※2 0.04
    熱処理条件 ※3 50〜150℃
    耐熱温度 200℃

    上記は代表値であり、保証するものではありません。

    ※1 試験条件 : スチールウール #0000, 1 kgf/㎠, 40 mm × 60 往復/分

      判定基準:対水接触角が100°を切る摺動回数

    ※2 試験条件 : 不織布 BEMCOT™ M-2, 200 gf/(2 cm x 2cm), 100 mm/分

    ※3 最適な熱処理条件は、基板の表面状態、製品の要求仕様などによって変更される場合があります。

    耐指紋性

    指紋視認性




    NANOS
    処理
    コーティング
    なし
    2往復 4往復 6往復 8往復

    基板:ソーダライムガラス 拭き取り材:ティッシュペーパー「エリエール」

    採用実績と効果

      採用実績 目的・効果
    スプレー法 スキャナ用コンタクトガラス 汚れ付着防止、メンテナンスの向上
    光学部品(レンズ、カバーガラスなど) 撥水性付与、汚れ(耐指紋)付着防止
    タッチパネル 汚れ(耐指紋)付着防止
    はんだ印刷用メタルマスク 印刷性向上、メンテナンスの軽減

    装置について

    高速スプレー装置:NSS-51

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